分科会A ワークショップ「企画しよう」 ~価値共感のマーケティング~
2014年度「分科会」A ワークショップ「企画しよう」
~価値共感のマーケティング~
開催日 7月3日、10日、17日、24日、31日、8月7日 (毎週木)
開催時間 15:00~18:00
場 所 日華化学(株)本社7階会議室
講 師 吉田 史朗氏 日華化学(株) 取締役&常務執行役員
対象者 「組織プロフィール」を理解することを目的に、自社の強みや市場を理解する視点からマーケティングの基礎を一緒に考えようというワークショップ。入社10年前後の方。
この講座の第一のゴールは「企画力」を身につけることです。何も無いところから、何かを生み出す力が求められています。
企画は楽しくすること。 面白くすること。モノからコトの時代です。くまもん、ふなっしーを見ても受けているものには面白さがついています。 仕入れ30円のコーラーが何故1000円で売れるのか。それにはお客さまを特別な気持ちにさせてくれるからです。
お客様を知ることです。 評価してくれるのもお客様。給料も会社でなくてお客様。
デザインは構築力です。 夢を見える形にしてくれます。
対話できる。 全ての基になるのはコミュニケーション力です。人と人との対話から始まる。伝える、巻き込む人との関係を築く、人脈を活用する。
自分を知る。 自分の売りは何か強みや弱みをこの機会に突き詰めることです。SWOT分析即ち(強み、弱み、機会(チャンス)、脅威(危機))
ヴァリュー・プロポジション(顧客の立場に立って自らの製品、サービスを見つめることが必要)
「何故あなたの会社のこの製品なのか?」
1.顧客が望んでいて 2.ライバルが提供できない 3.自社が提供できる価値
さて、今回は各企業から11名が参加された。入社10年前後?のマンネリ化して硬くなった脳を揺り動かすことで参加。幼稚園児が5分で解けた頭の体操。さてあなたは出来ますか?
2+3+6+8=3 4+5+7+1=0 9+1+7+6=2 では 5+6+8+9=?
答えは4です。数字の〇の数です。分かりましたか?5分どころか私には全く出来ませんでした。
30円のコーラーを1000円で売るのにはどうしたら良いか?もちろん利益を出すように。
山の上で販売。高額な景品を付けるなどなどをグループ討議。でも冒頭で書いたように本当はお客様に特別な気持ちにさせてくれるサービスがついていればお客様は実際に1000円を喜んで支払うのです。
自分を知ること。即ち自分の強み、弱みをSWOT分析。
西精工さんの要約版を使って組織プロフィールを作成。それぞれグループで討議する。やはり纏めるのは難しい。
いよいよ自社の組織プロフィールに取り掛かる。分かっているようで書けないのが現実、しばし手を休める。脳みそはまだまだ硬い。たたいてみた。振ってみた。結果変わらない。
①ミッション(存在意義・存在価値)②ビジョン(成功の姿)目標(財務・CS・ESなど)③現在の方針
④これまでの経緯⑤現在の経営資源⑥主要な顧客・市場ニーズ⑦自部門の強みと弱み⑧主な競争相手と自部門との異なる点⑨環境変化の予測⑩重要成功要因⑪戦略課題(重要成功要因を具現化するもの)
毎週(木)5回の勉強会のうち2回の食事会(イタリアン・寿司)和気あいあいで異業種の方との情報交歓会。脳はすこぶる軽くなった気がする。今回、素晴らしい内容のあるワークショップの分科会を開催して頂いた講師の吉田様に感謝します。