「振り返り」 ~数字だけ見ていませんか?組織を見ていますか?
第5弾 シリーズFQA(福井県経営品質賞 知事賞)受賞組織に学ぶ!
「振り返り」
~数字だけ見ていませんか?組織を見ていますか?~
開催日:平成27年8月28日(金) 14:00~17:00
講 師: 河村 将博氏 (株)カワムラモータース 代表取締役社長
標記テーマで自社の具体的な事例を参考にワークショップスタイルでチームとの対話で進められた。
同社は平成19年福井県経営品質賞に申請され奨励賞、平成21年に優秀賞、平成23年福井県知事賞を受賞された。
申請から学んだことはものの見方には段階(高さと歴史)がある。問題解決には、段階の繋がりを考える必要があると力説。
ある若いカップルを事例にスカイツリーを目指してドライブ、でも大渋滞、見えていながら到着できない。だんだん険悪な状態になる。ようやくスカイツリーに着き最上階へ上がる。下を見下ろすと成程、通ってきた道は大渋滞、でも隣はすきすきであり、また別の道路はガラガラである。
ものの見方本質は上から見るのと地上からみるのとは程遠い。
即ち、数字だけでなく見えない部分を深く分析することである。
高、中、低の優先順位は高は個人の生き方を経営理念に落し込み常に自分自身にベクトルをむけること、どんなことがあっても他人のせいにしない、言い訳はせず、常に自己責任と捉える。中はこの強みを活かし合う組織、チームワークである。低は日本一徹底的にお客様への個別対応することである。
生き方(法人、個人)、組織(チームワーク・人事配置)、業務(知識・オペレーション・管理)の施策に一貫性があるかである。この一連の作業を良い振り返りと認識している。
アンケートから「経営理念はどうしても数字優先であるため形骸化されがちであるが社員の行動、管理職の指示等に反映されるべきであると認識した。」
「社員個々人の生き方については是非社員と対話して考えていきたい。」
「赤裸々な事例に引き込まれていつもの自分なら適当に直感で考えることを立ち止まって深く考えることが出来た。」
「実際のケースをもとに問題把握解決方法を探る手法が斬新で良かった。」etc