『「いい会社」のリーダーが大切にしている7つのこと』
『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』
創立20周年記念事業
開催日:平成30年5月24日(木) 15:00~17:00
講 師 : 瀬戸川 礼子氏 ジャーナリスト・中小企業診断士
会 場 : 福井県繊協ビル 8F 大ホール
創立20周年記念事業としジャーナリストで中小企業診断士の瀬戸川礼子氏をお招きし標記テーマでご講演を頂いた。 瀬戸川氏には平成26年3月に「おもてなし経営」で講演をお願いした経緯があり、今回で2回目である。
これまでさまざまな業界や規模の会社を2600社以上取材してこられた。その過程で規模も、業種も、立地も歴史も関係なく「いい会社は似ている」ということ、そしていい会社には必ず「よきリーダー」がいるということを確信された。
瀬戸川氏が25年間で47都道府県に出向き取材してわかったことを書籍にして発刊された。今回そのテーマである『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』の7章を分かりやすく話された。
1.数字より心を大切にする 2.スピードより順番を大切にする 3.満足より感動を大切にする 4.威厳より笑顔を大切にする 5.仕事に感情を持ち込む 6.率先垂範せず主体性をたいせつにする 7.公立より無駄を大切にする
周りのやる気をそぐリーダーの特徴として「振る舞いがずるく、感情をコントロールできないために周囲の人が近寄ろうとしない。部下らがどんな仕事しているかに無関心」を挙げた。
ある会社の事例を出し、定量(業績)を上げるには、定性(人間力)を高める以外方法はない。先に定性があって後から定量があるのだと。これこそが正しい順番であることを強調された。
リーダーが重視すべきこととして、「威厳よりも笑顔を大切にするべきだ」と強調された。社内全体が話しやすい雰囲気になる。
人間力向上が組織のパワーの源と強調。社員の主体性を高めるため「なぜそう考えたのか」と投げかけ、考えさせることが人材育成につながると説き「理念や課題、誇りを共有することで、社員の感動を芽生えさせてほしい」と語った。
最後に、瀬戸川氏から「始まりは、自分から」とのエールをおくられた。
残り30分を利用しカワムラモータースの河村社長から本日の講演の振り返りを参加者同士で感想を笑顔で話し合いしそのあと質疑応答、そして経営品質の理解を深める時間を設けた。